すぐまた会えるペーター

いちエンタメ好きの覚え書き

だが、情熱はある

2人になったKing & Princeは、とても明るく楽しく可愛らしい雰囲気でその初日をスタートした。5周年の記念日でもあったその日を、私は少なからず不安を感じながら迎えたが、その不安は一気に吹き飛んだし、それからの日々もずっと物凄いスピードで前へ前へと連れて行ってもらっている。その2人の決意や気合いみたいなものを、あえて言葉に出して伝えてくれていることも、とても嬉しい。2人とも本当にありがとうと、毎日心から感謝している。

 

そんな激動の日々の中、やはりこのことは書いておきたい。髙橋海人・森本慎太郎W主演の日テレドラマ「だが、情熱はある」。

たりないふたり」がドラマ化、キャストは若林=海人、山ちゃん=慎ちゃん、という噂を耳にした時「えっ?!」とビックリした。それは、若林正恭と髙橋海人なんて全然似てないじゃん、とかそういう類のものではなく。若林役を海人がやる、というのが自分にとって凄く大きかった。

 

私は若林正恭のことが好きだった時期がある。日記やSNSに何も残してないから正確にはわからないけど、たぶん例のM-1グランプリ2008の少し前からハマり始めて、彼のブログとかを過去まで遡って読んだりしていた。そのブログが突然消滅して悲しかったことは覚えてる。ライブに行ったりとかはしていない。

 

深夜番組「たりないふたり」が始まった時は、ものすごく嬉しかった。その時期の山里亮太もかなり好きだったので、好きな2人がコンビでネタをやるということに純粋に興奮した。毎週欠かさずリアタイで見ていたと思う。(でもやっぱりそれぞれ本来のコンビでやっている時のほうが好きだな、っていうのを強く感じた自分の気持ちも興味深く覚えている)

 

「もっとたりないふたり」はそんなに一生懸命見ていなかった。多分その時期には若林熱は落ち着いている。でもちょうどその頃はお笑い芸人のラジオを聴き漁る時期だった。オールナイトニッポンの1部2部とゴールド、JUNKとJUNKの前枠でやってたやつ、などなど。思い返せばとにかくかなりの時間を費やしてたくさん聴いていた。もちろんオードリーANNと山里亮太の不毛な議論も。正直にいうと当時のお気に入りベスト5ラジオにはどちらも入っていなかった。でもほぼ毎週聴いていた。(ドラマ中で再現されていたANNと不毛な議論は全部リアタイ時に聴いていたと思う)

しかしそのラジオ聴取の趣味は2018年の夏、皮肉にも私の中に海人が現れたことで消滅した。今までそれに費やされていた時間や労力が全て海人に注ぎ込まれた。

 

それから5年の間、好きなものと好きなものが繋がる経験は多少あったが、「若林=海人」っていう、自分にとってここまで凄いことが起きるとは思わなかった。

正式に発表された「だが、情熱はある」のキャスト。あの頃の若林のような暗い目をした海人のポスタービジュアル。午前0時の森のスタジオにサプライズで登場して若林に挨拶する海人。ティザー公開された居酒屋シーンでの若林口調の海人。

いろんなものがグルグルと私を取り囲み、なんか変な気持ちにもなった。楽しみだけど不安。でも海人のことは信頼していたし、その海人を信頼してこの作品をドラマ化してくれた製作陣のことも信頼していた。不安なのは自分自身の感情がどうなっちゃうのかなっていう点が一番だったと思う。

 

いよいよ第1話の放送日が迫ってくる。番宣でバラエティにたくさん出る海人。笑コラの流山ロケがすごく私の好きな海人だった。渋谷のアドトラも見た。3日連続で日テレ朝の情報番組に生出演する海人に心の中で全力のエールを送り、私の大好きな番組スクール革命に初出演する海人を見守り、ついに4/9の夜。おしゃれクリップという最大の爆弾を喰らう。泣かせるための過剰演出なのはわかってるし、海人だってきっと泣きたくなかったと思う。それでもあれはダメだ。こちらも大号泣。(そういえばつらすぎてリアタイ時以来1回も再生していない。でも今ならきっと大丈夫だな)

まさかそんな状態のまま第1話を見ることになるなんて。とってもフワフワしていた。だけど、ちゃんと全部見て、ラストの教室で羽ばたく若林に大感動した。ああ、大丈夫だ、このドラマは大丈夫。やっぱり海人はすごい人だ。いつだって私のことを掴んで離さない。(最終話まで最高の作品でした。リアルに毎週泣きながら笑っていました)

 

それからというもの、何か安心したのか知らないが、現在の若林正恭を冷静にたくさん見るようになった。近年はスクール革命とヒルナンデスくらいでしか見ていなかったと思う(ただのウッチャンナンチャン好き)。手始めに午前0時の森と、あちこちオードリーを毎週録画。オドぜひもたまに視聴。

久しぶりに若林正恭を見て「ああ、全然違う。私が好きだった頃の若林と物凄く違う」と思った。そりゃそうだ、年齢を重ねて家庭も持って、落ち着くのは当然だと思う。でも、それだけではないような、、なんだかとても心配になった。元気がない。

今思えば「たりないふたり」がドラマ化されると聞いて不安になったのは、海人がどうだジャニーズがなんだじゃなくて、ふたりのことのほうが大きかったかもしれない。若林と山ちゃんの半生を描くって、大丈夫かなって。何をどれくらい描くか知らないけど、本人たちにはとても重くてつらいことなのではって。でもそれを背負ってOK出せるくらい、現在のふたりは足りているってことなんだろうって納得した。

けど。現在の若林を見つめてみたら、やっぱり心配になってしまった(山ちゃんは大丈夫っぽい)。そしてその心配のモヤは、ただの偶然かもしれないが少しずつ形を現してしまう。午前0時の森の内容リニューアルと、ヒルナンデス卒業。その上で「だが、情熱はある」を全話浴びて、若林は今なにを思っているのか。勝手に心配しています。でも今の私はファンでも何でもないので、杞憂だと思います。

 

ところで「だが、情熱はある」の日テレ公式Twitterのキャンペーンで、QUOカードPayが当選しました。こんなご縁まで頂けることがとても嬉しかったし、ありがたく使わせて頂きました。そのキャンペーンに投稿した内容が「断捨離したいのに、どんどん増えてしまう髙橋海人グッズ。だが、情熱はある」みたいなのでした。新生King & Princeの素晴らしさに、グッズや雑誌はまだまだ増え続けます。ヲタ活ってやっぱり楽しいね!