すぐまた会えるペーター

いちエンタメ好きの覚え書き

ドラマ「姉ちゃんの恋人」

髙橋海人、3作目の映像作品にして初のプライムタイム枠のドラマ「姉ちゃんの恋人」。昨日12/22に無事に最終回を迎えた。本当におめでとうございます、本当にお疲れ様でした!

9月の発表の時は本当に嬉しかったな!!主演の有村架純さんも好きな女優さんだし、岡田惠和さん脚本は「泣くな、はらちゃん」が大好きで。しかも主題歌はMr.Children!こんなに豪華な布陣のドラマに出演させてもらえるなんて、夢のようだった。

 

放送開始に向けての雑誌ラッシュも物凄く幸せだった。ソロ記事って本当に幸福度が高い!それの反動で現在はグループ記事の雑誌をあんまり買わなくなってしまった…

というわけで勝手に「髙橋海人ソロ記事アワード・姉ちゃんの恋人PR編」を開催!

  • グラビア部門→美ST 12月号
  • テキスト部門→QLAP! 12月号
  • ピンナップ部門→シネマスクエア vol.124
  • 総合満足度→CHEER vol.3

美STの写真は本当にやばい、切り抜きファイルを眺めるたびに溜息でる…!大好きな海人の手指が美しく撮られていて最高。言うまでもなく顔は美。

QLAP!は演技仕事に悩む海人の言葉が赤裸々に綴られていて激萌えだし、白黒ページの「ウラカタさん」で語られているプロデューサーさんのお言葉が宝。

ソロピンナップって本当に大好きな品で今後も一個も逃したくないのだけど、シネマスクエアのものがデカさと表情の良さで優勝。Myojoの大小2種のはほんの少し期待外れでした。

CHEERは雑誌そのものの作りがシッカリしていて手に取ってパラパラ眺めたときの満足度が桁違いだった!写真もフワッとかわいい寄りで悶絶。

 

そしていざドラマが始まってみると。

第1話の時点では全体の雰囲気とノリにあまりついていけなかった。まず安達家のあまりの仲良しこよしに軽く引く。実は私には3人の弟がいて、安達家の姉弟構成と全く一緒なのだが、こんな姉弟は実際には居ない、絵空事だ、と思った。両親を亡くし4人きりで支え合って生きてきたことを加味しても。この印象は最終回まで変わらなかった。

林遣都さんの出演ドラマは今までほとんど観てこなかったのだけど、とても素敵な俳優さんだと思った!嘘みたいに明るい第1話の中でも自分の中に抱える暗さを良いさじ加減で出してくださっていて、唯一のツカミになっていたと思う。

 

2話以降は林遣都さんと和久井映見さんのお芝居の良さに惹きつけられ、ドラマにのめり込んでいった。そして予想外の出来事が起きる。長男・安達和輝(髙橋海人)のグイグイ恋愛パートがどんどん進展していったのだ。

和輝の恋愛があるのは事前にも少し匂わされていたので、軽めに覚悟していた。年上の女性にアタックするという雰囲気だったので、かわいらしい片想いがコメディタッチで描かれるのかな、と。しかしそれがあっさりと「恋人を前提とした仲良し」にこぎつけ、お相手もほとんど躊躇することなく和輝のことを好きになり、かわいいラブシーンが続出。

やられた。完全に予想外だった。和輝の恋愛がそんなにトントン拍子にうまく行くとは!予告でそのラブシーンのきゅん爆弾とやらが毎週毎週投下される。毎週しっかり本編でも予告でもダメージを食らった。

ダメージを食らっている私を見て夫が「普通に見てると、癒し系お似合いカップルだし奈緒ちゃんもかわいいよね。どういう気分なの?」みたいなことを聞いてきたが「わからない…自分でもわからない…」としか答えられなかった。説明できない謎ダメージ。

 

ラストの予告でもちろん特大の爆弾が投下され、一番の謎ダメージを受けた状態で最終回を観たが、もはや何も感じない状態となってしまった。ストーリーとしても最終回はもう何も起きないのもわかっていたし、予定通りのハッピーエンドと、あちこちに突然生まれるハッピーエンドに少しだけイライラすらしてしまった…いやいや、良かったねとは思いますが!安達家クリスマスの「受け止めた」は、もうなんだか最悪だなと思ってしまい、このドラマに入り込めなかった自分に気づいた。

私の中では第6話ラストの観覧車シーンが頂点で、その後の3話は理想世界のファンタジー感が強すぎて心が離れてしまった。海人も雑誌で初めから「ファンタジー」というワードを出していたのだけど、このファンタジー感がこの作品の魅力なんだと思う。ただ私にはハマらなかっただけ。

 

大好きだった「泣くな、はらちゃん」は細かいことは覚えていないのだけど、空想世界と現実世界との境界線が曖昧になっているのがわかりやすく描かれていたファンタジーで、その物語の内側にある大きな寂しさと、外側を包んでいる淡い優しさみたいなものが私の中に残っている。

「姉ちゃんの恋人」を観た私の中に何が残っているのか、、まだよくわからない。和輝のラブシーンに揺さぶられてしまった私にはもはや冷静にとらえることは無理なのだろうけど、それを差し引いても、あまり余韻のないドラマのような気がしている。もちろんコロナ禍でのドラマ表現や撮影・制作は難しい部分が多いんだろうけど、その上での作品としても中途半端になってしまったのかなと感じる。Mr.Childrenの主題歌はむちゃくちゃ良かった。

 

林遣都さんのことはとても好きになったし、これからの作品も観てみようと思う。和久井映見さんも元々とても好きだし、このドラマに和久井映見さんがいてくれて本当に良かったと思った。観覧車のシーン以外では、この2人の親子シーンばかりが印象的。

 

もちろんBlu-rayBOXは買う!

アイドル髙橋海人にとって、物凄く大きくありがたいドラマであったのは間違いない!

これからもいろんな役柄を演じていくであろう海人を応援します!目をそらさずに!

 

【おまけ追記】

一気にバーッと書いたら海人の演技のことについてほとんど触れていなかった…

経験が少ないながら頑張っていたと思うし、ファンタジー界の住人としては合っていたかもしれない。ふわっと優しく明るくて思いやりのある20歳の大学生。こんな人いる?っていうファンタジー感。BBAが知らないだけで令和の大学生はこうなのかしら。

爪痕を残そうと頑張ったっていう林さんとのシーンは、頑張った感満載でした。たぶん頑張りすぎて演技のテンポは前のめりだったと思いますが、一生懸命な弟という感じがあって正解だったのかな??

岡田惠和さんのラジオに海人がゲスト出演させてもらったときに拝聴したけど、岡田さんはジャニーズのファンを好意的に観ていらっしゃって、ファンの気持ちみたいなものを少なからずわかってくれている感じがあった。なので今回の和輝まわりのセリフは「髙橋海人に言わせたい・髙橋海人に向けて言いたい」セリフが多かったと思う。その感じが嬉しくもあり、少し残念でもあり。海人担は没入しづらかったかもしれない。。とは言え「いつか髙橋海人主演をやりたい」と言ってくださった岡田さんには感謝と期待しかありません。ありがとうございました、よろしくお願いします。

肝っ玉姉ちゃんが訳アリ男に恋をした!

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  • 発売日: 2020/10/28
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