すぐまた会えるペーター

いちエンタメ好きの覚え書き

2016紅白

昨年末の紅白は久しぶりにじっくり見た。

 

タテ軸企画やミニコーナーが多かったように感じたが、最近はその傾向があったのだろうか。

直前まで出演交渉をしていたSMAPの枠の兼ね合いがあるというような記事も見かけたが真偽のほどはわからない。

 

シン・ゴジラタモリマツコなどそれぞれの企画はわりと良い作りだったと思うが、MCとの絡みや全体の流れはイマイチに感じてしまった。

 

MCは総合MCも含め3人とも初だったのが災いしたのかどうしても頼りなさが目立つ。

誰か1人は経験のある人がいれば、企画との絡みはもっと盛り上がっただろうに。

 

歌唱のほうは、特に前半は持ち時間の短さやアレンジの悪さが気になった。歌いづらそうな歌手も多かったように感じた。

 

うーん、まあこんなものか…と思っていたが終盤にさしかかり、まずは20周年にして初登場のKinKi Kidsの2人がとてもカッコよかった。

デビュー当時ももちろん抜群に輝いていた2人なのだが、20年の時を重ねそれぞれが独特な光を放つ。

その一見ちぐはぐな個性のぶつかり合いが魅力につながっている。

デビュー曲の硝子の少年は、楽曲の良さも手伝いまったく色褪せない。

 

そして私の中でのナンバーワン歌唱は、松田聖子である。

2016年に発売された「薔薇のように咲いて 桜のように散って」はX JAPANYOSHIKIの作詞作曲編曲。

この日はX JAPANも出演しており、YOSHIKIがピアノを弾いた。

イントロのピアノソロからかなり惹きつけられた。やっぱりYOSHIKIは凄い。

そしてそのピアノに導かれ歌う松田聖子は、とんでもなく上手かった。

松田聖子が歌が上手いのは知っていたが、近年はあまり私の好きな歌い方ではなかった。

けれどもYOSHIKIのピアノと共にある松田聖子は、松田聖子にしか歌えない歌を歌っていた。素晴らしかった。

ああ、これが観られてよかった、紅白はやっぱり紅白だ。またこれからも観よう。

ありがとう、松田聖子さん、YOSHIKIさん。

 

 

薔薇のように咲いて 桜のように散って

薔薇のように咲いて 桜のように散って