私は歌謡曲含むJ-POPがめっちゃくちゃ好きです、これを大前提に話を進めさせてください
ジャニーズに限ったことではないけれど、J-POP曲の限界はとうの昔にきていて、単純に楽曲としての新しい名曲はかなり生まれにくい。
どうしたっていつかどこかで聞いたことのある言葉・メロディ・コード進行・アレンジスタイルetc...になってしまう。
だけど、名曲は生まれ続けている。誕生のペースは落ちたかもしれないけれども。
そしてその理由というか秘密?みたいなものを髙橋海人くんのおかげで改めて確認できた、という話。
私は大人になってからは日常的に音楽を聴くという習慣がなくなった。音楽は大好きだが、家でのんびりしながらCDを再生したりとか移動中にBGMとしてイヤホンで聴いたりとか、そういうことをほぼしない。
深海魚になってからも、発売されたKing & PrinceのCDはもちろん全形態購入しているが、CD音源として再生する回数は非常に少ない。特典のDVDのほうはめっちゃ再生するけど。
だからカップリング曲に至っては少クラやファーストコンサートでパフォーマンスしてる映像がなければほぼ聴かない、という状況になる。ごめんなさい。
だったのだが。
とあることがきっかけで、移動中の電車内で3rdシングルをカップリング含めイヤホンで聴いた。(そのきっかけはとりあえず置いておく、機会があれば書くかも)
そしたら、人生初の感覚が襲ってきた。
楽曲が良いとか悪いとか、好きとか好きじゃないとか、そういうの全く関係なく…
「 推 し が 歌 っ て い る 、た だ そ れ だ け で 尊 い 」
本当に新鮮な感覚だった。きっと多くのオタクの方々はすでにご存知の感覚なんだろうなとも思った。
もちろんこれまでも海人くんが歌っている姿は大好きだし、海人くんの歌い方は大好きだった、当然だ。あと海人くんは歌が上手なほうだとも思っている、伸びしろ込みで。
でもそういうことじゃなく、海人くんがCDとして発売するものをレコーディングしたその歌声があまりに尊かった。尊い、という表現以外ない。
海人くんが、自分のグループのための新曲をもらって、自分なりに練習して、レコーディングに向けて気持ちを高めて、本番でバチーンとぶちかまして、よしっ!ってなったであろう歌声。
編集とか修正とかそういうのに本人が携わることはないだろうけど、CD音源として出来上がったものを海人くんが聴いて、よしっ!今回のはこんな感じだ!!ってなってるであろう歌声。
尊い。
好き。
愛おしい。
全部の曲を聴きながらものすごく心が温かくなってしまった。本当に。また海人くんのおかげで初体験が増えた。はぁ。幸せしかない。
それで、名曲っていうのはどういう風に生まれるのかなぁという思考に繋がっていき。
ただ単に良い曲かどうか、演奏が上手いかどうか、みたいな時代ではなくなってきているんだろうなぁと思った。
どんな人が、どんな思いで、どんな曲を歌うのか、というのが重要なんだろうなと。もちろん昔からその側面はあったとは思うし、現在でも歌が上手いに越したことはないけども。
そして歌手の方々に比べたら決して歌が上手とは言えないジャニーズからも、たまにそのへんの全てのピースがパチンとハマった名曲が生まれている。
硝子の少年(KinKi Kids)
この2曲は美しいピースが揃いに揃った上に寸分違わぬフィット感でドハマリしている、まさに名曲。
曲じたいの良さもかなりハイレベルだし、何よりこの人たちが歌ってこそ魅力が増す度がかなりやばい。10年20年たっても色褪せていないと断言できる。ジャニーズの誇りです。
King & Princeデビュー曲「シンデレラガール」はちょっと惜しかったかなと思っている。曲はかなり良い、とくにアレンジの良さが光っていると思う。音色の使い方がたまらん。
そしてデビュー時のキラキラした6人とのマッチングもかなり良かった。衣装とかも含めて。
いつか、King & Princeにもジャニーズが誇れる本当の名曲が生まれることを願っています…!